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1999/1月に沖縄移住し沖縄生活は25年超。齢は50歳を超え、この年齢だからこそ見える、感じるトピックにアンテナを張り、日々いろんなことを自分の目線で記事にしています。
2009年は川の魚をいろいろ見られた一年でした。冬にはじめたやんばるの山と川の散策は思わぬ出会いを生んでくれて、そこから調査していろいろ見つけられました。 コンテリボウズハゼは探しに探してようやく見られた思い出深い魚です。冬に通った数々の川があったからこそ見つけられたのだと自分では納得しているが、S先生の教えあればこそで、S先生には感謝感激でございます。この場を借りてお礼を改めて申し上げたいです。ありがとうございます。 このハゼ、名前のとおり紺色に照る輝きを放つ魚なのですが、フラッシュを当てると赤茶色のラ ...
いやー・・・。なんだ、これ? っていう初対面の印象だった。 最初は止まっていたんですよ。で、胸鰭が開いて、その模様がブワッ!! って見えた。その途端、びっくりしましたよ。なんて斬新なオレンジなんだ!! こんな模様のヒレを持つ魚は記憶にないぞ。何奴? とりあえずいろんな角度から撮って、撮って、撮りまくらねば。 で、撮ってたら動き始めた。その動く姿・・・。見覚えがあるぞ・・・。 泳いでいない。歩いている。砂地をこんな姿で歩く魚はヒメオニオコゼじゃないか!! そんな感じで素性がわかったこの魚。2009年の第3位 ...
さて、4位はハゴロモハゼが今さらながらランクインしてきた。なぜか? 頑張ってくれたからだ。2009年は個体数も多かったし、オスが多かった。今まではハゴロモハゼがいたとしてもメスの方が断然多くて、うーん・・・という状態が多かったのが事実だ。 オスがいたとしても、あんまりサービスも良くなくてお客様も良い写真が撮れなかったりしていたのだが、2009年は度胸のいいオスが多くて、大変助かった1年でした。 夏場にもっと攻められたら良いのだが、ハブクラゲが大変多いので慎重にならざるを得ないのが現状だ。2009年夏に訪れ ...
地味なハゼがランクインしましたが、しても綺麗な色をだしていました。 ハゼ図鑑によると生息分布が西表島のみになっているので沖縄本島からもちゃんと報告しておきたかったというのもひとつあります。 何回かは継続して見れましたが、その後はやはり行方不明になりました。その後もこいつらしき個体には出会うのですが、こんなに綺麗な発色はしていないことが多いです。 実は過去ログを見ていたら、数年前にこのハゼには出会っていた。でも、こんなに色が出ていなかった。もっと普通に地味な感じ。 またこんな綺麗に色を出している個体に出会い ...
2009年の6位は私が見つけたネタではない。近隣イントラTさんに教えていただいたハナヒゲの黄色になりました。 私はハナヒゲウツボを見つけるのがはっきり言って大の苦手である。モルディブで働いていたときから苦手だったし、沖縄に引っ越してきても変わらず苦手だ。 ケラマの男岩に潜っても、なかなか見つけられる自信がない。ハナヒゲウツボには運がない・・・。そんな気がしている。 黄色のハナヒゲウツボだって、情報を教えていただいたのはかなり前なのだが、なかなか探せなかった。ひどいときには青色のハナヒゲウツボだって、探せな ...
これを書く今の今までタテジマカワハギのygだと思っていた。今秋に出演したCSの「海からのメッセージ」にもそのように紹介した。 でも、ふと思った。 本当に・・・、こいつ、タテジマカワハギなんだろうか? と。 で、急遽、瀬能先生に確認しました。すると、 「スダレカワハギです。独特な縞模様により同定は容易ですが,これほど小さい個体の画像はデータベース中にもないのでありがたいです」との返事。 スダレカワハギ? またまた聞いたことのない名前が出てきたぞ。 手持ちの図鑑で調べても名前は出ていない。ネットで調べるといろ ...
2009年はアヤヘビギンポの婚姻色と生殖活動が観察できました。夏や秋にはここのポイントに全然来なかったので、どうなっていたかわからないのですが、4月から5月にかけてトップシーズンのように盛んに色を変えていましたよ。 メスはこんな感じの体色になります。 オスとメスが接近してきました。メスの腹部には卵を出す輸卵管が見えますね。 うりゃーって感じでオスがメスの身体に身体を押し付けます。少し震えているようにも見えました。近くにはもう1個体メスがいて、遠くに写っていますね。 今年は冬からここのポイントで観察をしてみ ...
ええ? これが? そーいう声が聞こえてくるのは十分にわかる。 だって私も本当にそうなのかな? と半信半疑なのだ。 でも、問い合わせた瀬能先生はこう言う、 「おそらくニシキテグリの稚魚です。以前、宮古島でこの手の稚魚が撮影され、ピクチャー・ドラゴネットに同定したことがありますが、最近になってやはりニシキテグリではと考え直しました。今回の個体はこれまでに撮影されているものよりもさらに小さく、色彩が一致しない部分もありますが、雰囲気はニシキテグリの稚魚にそっくりです」 ね? 信ずるしかないよ。 私は信じる。 撮 ...
当初の10位はこの魚ではなく川のハゼだった。いろいろ考えて最終的に10位に選ばれたのが聞きなれない魚、ガラスウシノシタでした。 以前に見たものはもっとわかりにくい体をしていた。今回出会った個体は実に綺麗だ。 最も目を引くのがひげの剃り残しのように飛び出ている黒いヒレだ。 なんで白い体なのに、あんなに黒いひげが下品な感じで出ているのだろうか? そのくせ、体には細かい模様がたくさんついている。 実に変わった魚だ。。 頻繁ではないが今年も出会えた。 ネットで探しても生態写真はなかなか出てこない。どこかにあるのか ...
今年もこのシーズンがやってきました。2009年を振り返るランキング。 私、世古の個人的な趣味で勝手にランキングにしていますので、そのつもりでご覧くださいませ。ちなみにこの企画はもう5年も続いています。 今年も懲りずにやらせていただきます。 スピッツランキング|第10位 ランキングアウトとなった2009年の生物も紹介していきましょう。こちらから。
えらい魚に出会ってしまった。第一印象はそんな感じ。こんな眉毛? の魚とは間違いなく初対面。モルディブでも出会わなかった。 ネットでよくよく調べてみたが、ここまで目の上のツノがぴろぉーんと伸びた個体の写真はあまりない。と、いうか、一枚も見なかった。早速、瀬能先生のところにも登録。 大きなムナビレは特徴的だが、なによりもその一部が透けていることにびっくり。なんでこんなことになっているのだろうか? お客さま受けももちろん良かった。カサゴなのであまり逃げない。だから虫の目レンズでも寄ってきました。 見れば見るほど ...
初めて図鑑で見たとき、なんだ? この名前は? そう思った。スフィンクス・・・って。みんなそう思うと思う。由来を調べようとネットでいろいろ見てみたけれど、出てこない。だけど、見たい思いは沖縄に移ってきた頃からフツフツとしていたので、もうかれこれ10年以上の想いがたまっていた。 で、出会いは突然。とあるポイントの水深3M。二度見してしまいましたが、サラサハゼとは明らかに形の違うその背びれは私の記憶の奥のスフィンクスサラサハゼと瞬時に合致しました。きっとお客様よりも私の方が興奮していたに違いない。 だけど、本当 ...
初めて見つけたのはお客様だった。紆余曲折があり、いやー・・・。なんだ、これ? っていう初対面の印象だった。見たときのエピソードはこちらのブログを見ていただくとして。 ゴンズイの隠れていた場所に同居するかのようにこの子も隠れていまして、撮っているとゴンズイさんが割り込む、邪魔する、ドロ撒き散らす・・・。でも、まぁー狙って、狙って・・・、お互いの目を画面内に写しこんでみました。 魚の大きさが全然違うので、こんな感じにしか撮れませんが・・・。 国内ではまだまだ稀種扱いのようですが、石垣島、和歌山などで見られてい ...
地味と言ってしまえばそれまでだ。しかも大きい。8~10センチぐらいある。どでぇーんとしている。なぜこの魚が今年の4位なのか? 思い入れがあるからだ。 ずっと・・・、もう何年もその後姿しか見ていなかったのだ。ちょっとした穴や窪みの奥に住んでいる。ライトが大嫌い。図体のわりには素早い。少しライトに照らされただけでもあっという間に穴の奥に隠れてしまう。 なにかオキナワハゼのような魚がそこにいたはず。確かにいたはず・・・という残像のような印象しか持てなかった。それが数年続いた・・・。まぁー放置しておく私も悪いのだ ...
派手なシャコです。この個体のあと、別のポイントでも何度か見たので、珍しいというわけではなさそう。だけれど、写真の撮りやすさではこの個体が一等賞だったのではないでしょうか? まだいるのかなー? シャコのサイトに載っているのをネットで教えていただいた。学名だとGonodactylaceus glabrousとなります。 そして赤いシャコにも出会えた。撮れた写真がこの一枚では・・・、名前もわからないです。 そして赤いひげのシャコには度々会っている。 よく見て潜ればたくさんいるのかもしれない。 シャコの奥深さを改 ...