なんで、こうなったのかはもう忘れてしまったが、この日は朝からレッドビーチに来てしまった。お客様のリクエスト? 風の影響? 波が高かった?
覚えているわけがないし、覚えていられるはずもない。私はすでに44歳で、もうすぐ45歳なのだ。夏の多忙な中での風向きや波の高さなどを刻銘にすべて記憶していられるほど、私の記憶力はパーフェクトではない。
撮影しておいた写真から記憶のかすかな糸をたどり、当時のダイビングのわずかな断片を組み合わせるだけで精一杯である。まるで、幼児がやっているアンパンマンパズルのように。
で、レッドはブルーだった。写真を見てもらえば、一目瞭然。実に青色だ。まさにブルーだ。冬よりもブルーだ。そんな海に、まだ彼らは泳いでいました。
とっくにいないと決め付けてまったく期待していなかった、ギンガメアジたち。まだまだ元気に群れていました。
このまま冬までいてくれるかな? 台風をのりきれ!!
で、今日はウミウシダイブなので、上ではなく、下を向いてウミウシを探すのが本来私の仕事である。だけれど、ウミウシ少なし……。変な貝の仲間がいました。
ホシゾラウミウシもちびっこ。
ソウシハギがぽよよよ~んと……。なんで撮影したかというと、
左目がかわいそうなことになっていたからです。なんでこんな風になっちゃったんだろうね。目がふやけてしまっている。ここまでダメージを受けてしまったら、もう回復しないんだろうな……。
で、あまりにもウミウシが少なかったので、ポイント変更。シンデレラウミウシが見られる西の海に移動しました。
なんか……変わっているけれど、これもセンテンイロウミウシなのかな?
変なカニに遭遇。背中にパンダがいますね。もっとアップで撮るべきだった。
無理やり拡大してみた。やっぱりパンダだ!!
センヒメウミウシもかわいいサイズだし、
ツマベニミノウミウシも小さかった。
そして、レアモノ。ヒュプセロドーリス・クラカトア!!
私は初見なんじゃないかな。お客様は二回目の出会いということで、嬉しい出会いが夏にありました。やったね。
キレイなウミウシですね~。