広告 2008年度ランキング スピッツ的生物ランキング

2008年スピッツ的生物ランキング第8位 アカウントスフェックス・レウリニス

2008年6月21日撮影 アカウントスフェックス・レウリニス

多分今まで何度も見ている。だけど全部ツマジロオコゼだと勝手に思い込んでいた。頭の先は白いし、色も黒い。ツマジロオコゼ臭がぷんぷん漂っている。

この写真でこの個体が胸鰭をこんなに広げていなかったら、私はこの魚に気づかなかったかもしれない。
この胸鰭の模様が私にようやく気付かせてくれた。

むむむむむむ。こいつはツマジロオコゼじゃないじゃないか!! こんな胸鰭のツマジロオコゼは見たことない。そして検索、検索。わからぬまま、瀬能先生に聞いてみた。

すると、「ツマジロオコゼではありません。データベース上ではAcanthosphex leurynnisと同定しているイボオコゼ科の魚と同一種の可能性が高いです。これまで相模湾や柏島などで記録されていますが、沖縄にいない方がむしろ不思議だと思っていたのでこの情報はありがたいです」とのメールをいただきました。

ふむふむ。

沖縄からの発見記録はなかったのか・・・。しかし・・・、いろんな魚がまだまだいるねー。毎年、初見の魚が出てくることの素晴らしさよ。来年もがんばろうっと。

第9位第7位

  • この記事を書いた人
世古 徹

spitzseko

海のない滋賀県でスキューバーダイビングを習ったのが高校2年生の時。20歳でダイビングインストラクター資格を取得。サイパンに半年、モルディブに6.5年海外生活。1999/1月に沖縄移住し沖縄生活は20年超。たまにリピーターさんと潜る引退ダイビングショップ。営業よりも海やダイビングの情報発信に特化して海とはかかわり続けていきたいおじさんです

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