伊東純也選手の性加害報道が加熱する中、私が注目したのは箕輪厚介さんのSNS。匿名で報道する週刊紙記者の是非を問う声が多数出ています。
週刊新潮の記者名はどれぐらいオープンになっているのか調べてみました。
目次
先出しまとめ
- 伊東純也選手の性加害問題に対して箕輪厚介さんの「X」での投稿が注目されています
- 「撃って良いのは撃たれる覚悟がある奴だけだ。週刊誌記者も撃たれる時代が来る」
- Xの投稿にリプライ多数
- 週刊新潮の記者名などが誌面上でどれほどオープンになっているか調べてみた
- 週間新潮編集長の名前すら公式サイトでも紙版の中にも見つけられませんでした
- 楽天マガジンのサブスクで週刊新潮を読んだら、伊東選手の記事はカットされていて読めなかった
- 週刊新潮を買って、冊子内に奥付を探すも見つけられず、「無し」と結論
- 法律的には「奥付」に関してのルールは現状で何もない ⇒ 奥付を書かずに雑誌を出版することは合法
- 日本人サッカーファンとして伊東純也選手の身の潔白を引き続き信じてやみません
箕輪厚介さんのXへの投稿
こちらが多くの共感を得た箕輪さんのXへの投稿。
記者も名前、顔出しで責任を持って記事を書いてほしいという投稿に、「その通り」とする声もあれば、「そんなことなったら記者がいなくなっちやう」という声や「社名が出てるから責任は新潮社が取るって意味でしょ」という声も。いろんなリプライがありました
新潮社の公式サイト
新潮社公式サイト
代表者は佐藤隆信さん。
東京理科大学工学部電気工学科卒業後、株式会社電通に入社したエリートで新潮社を創業した佐藤義亮の曾孫にあたります。
次に週刊新潮の編集部について調べてみました。
が……
情報、少なすぎです……
編集長の名前は……
週刊新潮編集部の編集長の名前は簡単に見つかるかも…と思い、探してみましたが簡単には見つけられず……
ググって、ぐぐって、毎日新聞の記事を見つけました。2021/9/27の記事です。
「文春と新潮の中づり広告廃止 編集長が語る構造改革と時代の変化」
この記事の中で、「週刊新潮、宮本太一編集長」という名前が出てきます。
しかし、週刊新潮を作っているライター、執筆者の紹介はまったくありませんでした。
編集長の名前も公式サイトに書かれていなし、公式サイト内に検索窓があるわけでもない。調べて出てきたのは毎日新聞の記事に載った名前……
週刊新潮デジタル版を楽天マガジンで読んでみた……
最近多い本のサブスク。「楽天マガジン」に加入して週刊新潮を読んでみたら……
なんと……
伊東純也選手の記事は掲載していなくて、サブスクでは読めないようになっていました。
なんなんだ……これ……サブスクでもお金払ってるのに……
最初のページに
「本コンテンツは電子版として特別編集しています。紙の雑誌とはコンテンツが一部異なり、掲載されない記事、写真、ページがあります。電子版からは応募できない懸賞があります」
と書かれていました。
が、
まさかトップ記事の伊東純也選手の記事が取り外されてサブスクメニューに入ってるなんて、思うわけないじゃないですか。
サブスクとはいえ、有料コンテンツなのに……。ならお金払う前に言っといてよ……って感じです。
他の週刊誌も見てみたら……
- 週刊文春
- 週刊現代
- 週刊朝日
- 週刊大衆
など見てみたら、皆同じ文言がトップページに書いてありました。
サブスクってそーいう感じなのか……
サブスクで雑誌なんて読まないので知りませんでした。でも、なんか腑に落ちないけれどね……しょうがない
と、いうわけで、しょうがないので、週刊新潮買いに、本屋さんに行ってきます。
その間に、箕輪厚介さんのYouTubeをどうぞ。
「とあるサッカー選手からの情報で……と始まる動画はけっこう新事実発覚してますね」
動画内容
- この動画を回す直前に元サッカー選手のサッカー業界の人から連絡があり、あまり詳細に解説しないでと言われたのでオブラート包んで解説します
- 原告の女性も特に怒ってないし、訴えたくないけれど、伊東さんに対して怒ってる他の会社なり……なんなりがあって……、女性たちにそういう発言をさせ、国訴させ、週刊新潮を巻き込んで記事にし、伊東さんに制裁を加えてやる……ということが起きた……みたいな話……という風の噂……があったりする……という噂……まぁ……この辺で察してください
- 業界の人は、「あ、それか……」って思うと思います
- まぁーよくある話ですよ
週刊新潮買ってきたら……
ただ、2/8号はもう販売していなくて、2/1号しか購入できませんでした。
週刊新潮2/1号買ってきた
楽天マガジンで、サブスク版と比べてみたら、確かに紙版のトップ記事がサブスク版には掲載されていません。
トップ記事が見たい人は紙版を買ってね……ってことなんだろうけれど……
なんだか腑に落ちない感は残りますね……
で、肝心の編集者の名前とか、ライターの名前とかが紙版には載っているんだろうと探したのですが、書いてませんね……雑誌ってこんな感じでしたっけ? 編集者とか、製本した会社名とか、いろいろ関わった人の名前が出てるページがあったと思うんだけれど、それは昔のことだけなのか? 私の記憶違いなのか……
関わった人の名前が出ているのは……
2/1号の場合
P.19に表紙と本文のデザインをした人の名前は書かれていました
- 表紙アートディレクション/三谷一郎
- グラビアデザイン/新美稔(BOP)
- 本文デザイン/田中将之
記事が始まると……
- P.20- トップ記事「能登大地震」鳴りやまぬ哀哭(あいこく)、ライター名なし ◀ サブスク版には未掲載記事
- p.24- 「若新雄純が16歳女子高生を弄んだ履歴書、ライター名なし
- P.28- 「岸田VS麻生、権力争奪の火薬庫」、ライター名なし
- P.32- 「麻生派、工藤彰三に議員辞職級スキャンダル」、ライター名なし
冒頭の4記事はライターの名前はありませんでした。
「週刊新潮として出している記事です」
ってことなんでしょうね。
名前出しで書かれている記事は、
- ノンフィクション作家の西牟田靖さん
- 作家の松田美智子さんなど
明らかに執筆依頼された人が書いているもので新潮社でライターとして働いている人のものではない。
連載している人が
- 五木寛之さん
- 里見清一さん
- 古市憲寿さん
- 小林信也さん
- 倉田真由美さん
- 百田尚樹さん
- 坂上忍さんなど
最後のページまでけっこう頑張って探しましたが、編集者が誰とかライターが誰とか、企画したのは誰とかそーいうことが書かれている箇所はありませんでした
でも、本屋さんで、隣に平積みされていた「週刊文春」や「週刊朝日」を見たのですが、どこも同様に書かれていませんでしたので、日本の情報週刊誌の類は、そーいうことを書かなくても良い法律でもあるのかもしれませんね……。
法律調べてみた
「日本書籍出版協会」のサイトに書いてありました。
(※著作者と出版者の間にこれらに関する個別契約のないことを前提とします。非独占、独占、 出版権設定などの取り決めは著作者及び出版者の当事者間で自由に決められるものであり、その契約如何に よっては回答が異なるケースがあります)
書籍の奥付にはどのような項目を記載すればよいでしょうか?
奥付に関しては、現行法では何らの規定も存在しません。奥付をつけなければならないという規定すらないのです。もともと奥付は、第二次大戦前に出版物の検閲を行っていた関係で、発行者、印刷者等を明示することが当時の出版法によって求められた名残りであるといえます。
しかし、現在では法的には規制されていないとしても、読者に対して出版物の発行の責任を明らかにするという意味で、奥付の存在は意味があると思います。
最低限の記載内容としては、書名、著作者名、発行所名、発行年月日等があれば良いと思います。発行出版社名に並んで発行者として社長や編集担当役員の名前を記している例が多く見られますが、必ずしも必要ではありません。ただし、当該出版物の発行の責任を明確にするという意味はあるかと思います。
編集者の名前とか書かれているあの部分に「奥付」という名前があったことも知らなかったわ……初耳
「奥付」は書かれてなくても法律違反ではないんだね……なるほど……
週刊誌にライターの名前がなくても法律的にはOKってことなんだね……
箕輪厚介さんの動画にもある通り、未だなんの事実関係も明瞭にはなっていません。捜査の行方を見守るだけですが、日本人サッカーファンとしては伊東純也選手の身の潔白を信じたいです。
早く、イナヅマがボールを追って走るシーンが見れますように。
まとめ
- 伊東純也選手の性加害問題に対して箕輪厚介さんの「X」での投稿が注目されています
- 「撃って良いのは撃たれる覚悟がある奴だけだ。週刊誌記者も撃たれる時代が来る」
- Xの投稿にリプライ多数
- 週刊新潮の記者名などが誌面上でどれほどオープンになっているか調べてみた
- 週間新潮編集長の名前すら公式サイトでも紙版の中にも見つけられませんでした
- 楽天マガジンのサブスクで週刊新潮を読んだら、伊東選手の記事はカットされていて読めなかった
- 週刊新潮を買って、冊子内に奥付を探すも見つけられず、「無し」と結論
- 法律的には「奥付」に関してのルールは現状で何もない ⇒ 奥付を書かずに雑誌を出版することは合法
- 日本人サッカーファンとして伊東純也選手の身の潔白を引き続き信じてやみません