This article has an English version. Please follow this link. What did Wataru Endo's parents teach him? What do his siblings and family do?
現在、イギリスのリバプールに所属している遠藤航選手は日本のみならず世界中で知名度が上がっているサッカープレイヤーです。
日本代表のキャプテンを任されていますが、2023/8/18にドイツのシュツットガルトから世界的名門リバプールに電撃移籍。
そこから、たったの4ヶ月で、12月のリバプール月間MVPに選ばれました。
リバプールの公式Xが出しているニュースに貼り付けている動画がまたかっこいい!!
今回の記事では遠藤選手のご両親、弟、妹に関して調べたのですが、お父さんがあまりにもすごかった。
こんな達観したお父さん、いいなー。私もこんなお父さんになりたかった。
先だしまとめ
- 遠藤選手の父は、サッカー経験者で遠藤選手が所属していた南戸塚少年サッカークラブの指導者
- 母は中学校の先生
- 3歳下の弟はプロサッカー選手を目指していたが、海外青年協力隊経て、企画調査員としてJICAスーダン事務所に勤務
- 11歳下の妹はフリーター
- 3人共に、お父さんの、「自由に生きろ」というメッセージが伝わっているようです
家族、両親
遠藤選手は小学校入学と同時に、南戸塚少年サッカークラブという地域の少年団に入団。強豪クラブではなくどこにでもある普通のチームで、コーチも少なかったことからサッカー経験のある遠藤選手のお父さん、遠藤周作さんが指導者としてチームに加わります。
記事内のお父さんの言葉、「以来、航をずっと見てきたわけですが、彼がプロになれると思ったことは一度もありませんでした」
週刊現代から引用
このような序文で始まる遠藤選手のお父さんのロングインタビュー記事が、講談社の「現代ビジネス」メディアに掲載されています。
これが……、もう素晴らしい記事というか、
お父さんが本当に素晴らしい。
本当に一般人なの? という感じの含みのある言葉が書かれております。
遠藤選手のファンだけではなく、子育てしているすべての親御さんに読んでいただきたいです
記事は3部構成になっていて、なかなかのロングインタビューです。
遠藤航選手の幼少時代からリバプール移籍後の話までが語られています。
12月の活躍前に記事にされたのですが、その活躍を予見しているかのようなお父さんの言葉で最後締められています。
私が気に入ったお父さんの言葉をここで抜粋して羅列させていただきます。
『なぜプロになれたのか』とよく聞かれます。最大の要因は謙虚さだと思います。この部分はズバ抜けていました。私は航が卒団してからも指導を続け、計15年間、育成の現場にいましたが、聞く力を持っている子は少ないです。うまい子ほど聞く耳を持っておらず、天狗になり、何か言われるとすぐふてくされてしまいます。一方で、航は指導者から耳の痛いことを言われても、『自分の成長のために言ってくれているんだ』と真剣にアドバイスを聞いて実践していました。吸収しようとする姿勢が明らかにほかの子とは違っていました
講談社の「現代ビジネス」メディア
わかるわー。
うまい子ほど指導者の言う事聞かなくて、そこから伸びないのよね……
講談社の「現代ビジネス」メディア
- 遠藤が中学3年のとき、10年後の自分に向けて手紙を書くという授業があった。周作さんは「10年後の遠藤航様」と書かれた手紙をいまも大事に保管している。その手紙にはこう書かれていた。
- <僕は未来の自分がサッカー選手になり、プロとして活躍している事、日本代表として活躍している事を期待しています>
- <世界に通用するDFとしてサッカーを楽しんでいる事を期待しています>
- 注意、記事本文中には実際に遠藤選手が書いた手紙を撮影した写真が掲載されています。
本田圭佑が子供の頃の文集に書いてた、「将来ミランの10番になって……」というやつと同じ……
まさに今、リバプールで世界ナンバーワンのボランチとして相手を潰しまくっているわけだから、
有言実行のレベルが半端ないっ!!
講談社の「現代ビジネス」メディア
- 「リバプール移籍はヤフーニュースで知りました。その後、本人からちゃんとLINEがありましたが(笑)。子供のころからプレミアでプレーしたいと口癖のように話していました。でも、まさか実現するとは思いませんでした」
- 「いまリバプールで壁にぶつかっているはずです。でも、湘南でも最初は通用しなかった。ベルギーでもドイツでも最初はベンチでした。日本代表でも2018年のロシアW杯はピッチに立つことができなかった。それでも、めぐってきたチャンスを無駄にせずレギュラーをつかんできました。これまで同様、課題を見つけ必死に取り組んでいるはず。時間とともに解決するでしょう。それが航の人生です」
- 注意、記事本文中には実際に遠藤選手がリバプール移籍をお父さんに報告したラインのスクショが掲載されています。
スクショされたラインの返信で、「普通にやれると思う」と返すお父さん、かっこよすぎるぜー
素晴らしい親子関係!!
講談社の「現代ビジネス」メディア
- 「子育ての目標は子供を自立させること。その目標を達成するために一番意識していたことは、子供に期待しないことでした。親はどうしても子供に期待してしまいます。しかし、親の過度な期待が子供の負担になるケースは少なくないと思います」
- 「『あれしろ』『これしろ』と言ったことはありません。それこそ『勉強しろ』と言ったこともありませんし、夏休みなどに『宿題終わったか』と聞いたこともありません。勉強できなくて困るのは本人なので。妻は中学の教師をしていましたが、基本的に同じ考えです。本人の自主性に任せるタイプで、勉強についても必要だと思えばやるだろうと考えていたようです。もちろん細かい部分の考え方は違いますが、夫婦が同じ方向を見ていたのは子供にとってもよかったと思います」
そうなのよ……、わかっちゃいるけど、ついつい言っちゃうのよ……
遠藤選手のお母さん、中学校の先生だったのね……、それで勉強しろって言うの我慢するってすごいよね……
「宿題終わってるか?」とかついつい聞いちゃうなー……
弟、妹
この記事でお父さんが遠藤選手の弟さんと妹さんについても語っておられます。
講談社の「現代ビジネス」メディア
- 3歳下の弟、プロを目指して大学までサッカーを続けましたが、4年時にJICAの青年海外協力隊の短期派遣に参加してアフリカへ。それ以来、『世界中の貧しい子供のために、いつか国連で働きたい』と、現在は企画調査員としてJICAスーダン事務所に勤務されてまいす。遠藤暁さんのX
- 11歳下の妹、進学も就職もしたくないということでフリーター
- お父さんの言葉、「育て方が同じなので3人とも自由気ままに生きています」
やっぱ子育ての最終ゴールは「自立」だよね。
大学進学とか金持ちとか、関係ないよね
カタールワールドカップの時、滞在先のウガンダから遠藤選手の応援に駆けつけていました。
そして弟さんもインタビューを受けていました。
遠藤家って、一般人のお父さんや弟さんもインタビューしたいって思わせる何かがあるのかしら?
「SPORTS」~スポーツを通して社会貢献活動を応援するメディア~の中の記事なんですが、読んでみると、弟さんもなかなか思い切った行動力のある人で、あの兄にしてこの弟なんだな……なるほど……って感じでした。
結婚、妻
遠藤選手の奥さんや子どもたちのことはこちらの記事にまとめました。
遠藤航選手のSNS
- Instagram ⇒ サッカーの写真、投稿が多い
- X ⇒ こちらもサッカーの投稿が多い
- アメブロ ⇒ 家族での投稿が多く「ほっこり」している遠藤選手がたくさん。でも、最後の投稿は2019/7/29です。
まとめ
- 遠藤選手の父は、サッカー経験者で遠藤選手が所属していた南戸塚少年サッカークラブの指導者
- 母は中学校の先生
- 3歳下の弟はプロサッカー選手を目指していたが、海外青年協力隊経て、企画調査員としてJICAスーダン事務所に勤務
- 11歳下の妹はフリーター
- 3人共に、お父さんの、「自由に生きろ」というメッセージが伝わっているようです
参考文献
- サッカー日本代表キャプテン遠藤航の父親が明かす…他のサッカー少年との「大きな違い」とは? 名門リバプールに移籍できた「最大の要因」
- 少年時代はいつも2番、3番手だった...「どこにでもいるサッカー少年」がなぜ「世界で活躍する日本代表キャプテン」になれたのか?「遠藤航が大切にしていた『父の教え』」
- 「普通のサッカー少年」から「プレミアリーグの大舞台」へ...遠藤航の父親が我が子に「絶対にやらなかった」意外なこと