【トロットガールズジャパン参加者はプロ? アマ?】令和の歌姫オーディションはこうなっていく。Adoさんだって、Uruさんだって…

トロットガールズジャパンの出場したKIMIKAさんの動画が大変な勢いで視聴されています。簡単に言うと、「昭和歌謡を女性シンガーが歌い上げるオーディション番組」です。

2024/2/22に決勝戦の様子が放送され、女王は「福田未来」さんに決まりました。おめでとうございます。

今回の記事では、決勝に進出した歌姫たちってもうプロなの? というところが気になっていたので自分なりに深掘りしてみました。

先出しまとめ

• トロットガールズジャパンオーディションは女性であれば年齢、経験、国籍は不問
• 決勝進出9名のうち、10代2名、成人2名の4名がまだプロではない…感じ
• プロとは歌でお金を稼いでいる人という定義で判断してます
• AdoさんやUruさんもYouTubeから出てきたシンガー

令和の歌姫オーディションはこうなっていく

まず、トロットガールズジャパンオーディションの応募要項を見てみましょう。

トロットガールズジャパンオーディション応募要項抜粋

参加資格

□幅広い年齢層の女性参加者を募集します。
※歌が好きでたまらない方なら誰でも応募可能です。
※学生のみなさんの参加も歓迎します。
（未成年の方は保護者の同意が必要です）

□国籍は問いません。
※オーディションでは「日本語の楽曲」を歌っていただきますが、国籍は問いません。

□グループでの応募も可能です。
※女性のコンビ、トリオ、チーム等、複数での参加も可能です。

□ジェンダーアイデンティティーが女性の方はもちろん参加可能です。

□得意な楽曲ジャンルは問いません。
※日本版トロットの楽曲は、参加者のお父さんお母さん世代が大好きな昭和から平成にかけての名曲です。そこには幅広く様々な音楽ジャンルが含まれていますので、得意なジャンルは問いませんし、どんなジャンルの選曲もＯＫです。

□経験の有無、浅さ深さも問いません。
※人前で歌ったことが全くない方でも、明日のスターを目指すプロ歌手の方でも、チャンスを求め続けるオーディション経験豊富な方でも、あるいは音楽を専門に勉強をしている方でも、どなたでも応募可能です。

トロットガールズジャパン公式サイト

spitzseko

令和のオーディションはプロでも、アマでも、女性ならどんな人でも良いって……こんな感じになっていくんだろうね

ジェンダー・アイデンティティのことにも言及してるし

Kamo

ふーん…、なるほど。

そして、決勝に残った9人はこんな顔ぶれでした。

9人の状況をチェック

表にしてまとめてみました。

「CD」という項目が曖昧なのですが、個人サイトやSNSをチェックして「シングル」、「デジタルシングル」などの言葉が書いてあればCDを出している人という認識で「◯」にしました。

それぞれのSNSの2024/2/22時点での登録者数を記してリンクをつなげました。一通り全員探したのですが、公式SNSを見つけられなかった人の欄には「--」と記してあります。なので、「--」マークの人もよく探したら公式のアカウントが存在しているかもわかりませんのであしからず。

最初の記事で取り上げたKIMIKAさんも同様にピックアップして最下段にリストアップしてみました。

SNSの登録者数、半端ないね……桁違いの数値が出てますけど……

トロットガールズジャパン決勝戦の様子はこちらのリンクからご覧になれます。

10代が3名

決勝戦進出の9名のうち、3名が10代。10代でCDシングル出している人なんていないと思っていたら、「東亜樹」さんは特別でした。

この人の公式サイト見たら、4歳から介護施設で歌い始めているし、後援会もあるし、映画の主題歌も歌ってるし、もう完全にプロだよね

Kamo

成人6名のうち4名が過去にデビュー経験あり

成人女性で選ばれた6名のうち4名は過去にグループのメンバーとしてデビューしておられました。これは、もう……、プロ……ですよね?

あとの2名、natsucoさんとMAKOTO.さんはYouTubeにカバー曲を歌って投稿してプロへの階段を登っている途中……という感じでした。

決勝進出9名のうち、10代2名、成人2名の4名がまだプロではない…感じ

プロとアマの境界線とは?

「歌手 プロとアマの違い」という検索ワードでググって出てきた検索結果のサイトをずっーと読んでいくと、多くのサイトがひとつのことを明確な違いに挙げていました。

• 歌ってお金をもらっているならプロ

Asuka

どの分野にも当てはまる明確な基準ですね

今は、CDデビューしなくても、YouTubeに歌の動画を投稿して登録者数が増えて視聴回数が稼げれば広告収入が入ってくるので、「歌って稼ぐ」という言葉の意味も多様化してきています。広告収入も歌での収入と捉えるかどうかでも扱い方が変わっちやいますね。

令和のオーディションは今回のトロットガールズジャパンのようにプロの人がたくさん応募してくるようになるんでしよう。

各々がYouTubeゃSNSで認知を広めて、オーディションで箔をつけ、経験を積んでいく……って感じかな。

歌の上手い人は、みんなそれぞれがSNSで存在を伝える術を持てるようになったので、誰にも知られていなかった「埋もれた原石」をオーディションで見つける……ってことはほぼ無理になってるってことだ

spitzseko

spitzseko

でも、昔より歌の上手い人が世に出やすい社会にはなってるよね

例えば……

Adoさん

最近の歌い手代表であるAdoさん。2024/2/24時点で配信シングルは23枚(先行シングルは除く)ありますが、その全てが「配信シングル」という形で、CD化されていません。

楽天ブックスで検索しても、シングルCDは存在せず、デジタル配信版でのみ販売されています。

Asuka

もうCDプレイヤーのない家も多いんじゃない?

Adoさんは

YouTube初投稿から「うっせえわ」でデビューするまで、約2年間で24本の動画をYouTubeに投稿されています。

すごい最速デビューって感じがするね……

Uruさん

UruさんもYouTube上がりの女性シンガーです。

Uruさんは、初投稿からデビューCDを出すまでに約3年。100本のカバー動画を投稿されています。

spitzseko

私はデビュー前のUruさんの歌をけっこうな頻度で聴いていました。コロナ以前、バックナンバーの曲はYouTubeでフルに聞けなかったので、Uruさんのカバー曲を車内で流していました。

素晴らしい歌がたくさんありますが、一つだけお勧め……と言われたら、「風の強い日」でしょうか……

spitzseko

Uruさんが埋もれずに世に出てきてくれただけでも、YouTubeがあって良かったなー……って思いますね

まとめ

今回はトロットガールズジャパンのライブを視聴しながらふと思った、「この人たちって、みんなアマなの?　うますぎる……」という疑問を自分なりに深掘りしてみました。カラオケルームだけでしか披露できなかった自慢の歌が、YouTubeを通して世界に拡散され、プロにまでつながる階段となっていく。

昔の歌い手は発掘されるまでが大変でしたが、今の歌い手は本当にどこにチャンスが転がっているかわからない世の中になっていますね。カラオケ自慢で100点連発しているような人はカラオケルームじゃなくてYouTubeに動画を投稿すれば、いろんな可能性が拡がるかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。