広告 01/2017 ダイビングログ

1/17 初見狙いで……ヤノウキホシハゼ

ヤノウキホシハゼ

午後からのリバートレッキングお仕事を控え、せっかく北部に行くのだから、どこかで潜りたい、潜ってみよう……と、タンクを積んで車を走らせました。

沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。

どこに潜ろうか? 考えながらのドライブは楽しいものです。で、いつぞやセルフダイバーのTさんが発見したヤノウキホシハゼのことを思い出しました。同じくセルフダイバーのIさんに場所を聞いていたことも思い出し、チャレンジしてみることにしました。

沖縄本島には私らのようなダイビング業者とセルフダイバーの2種類のダイバーがいます。セルフダイバーさんは普通の仕事をされていて、休日を利用してダイビングされるのだが、ガイドさんはつけないでタンクだけをレンタルし自分たちだけで潜る人たちのことであります。

私らは仕事で潜っているし、セルフダイバーは言うまでもなく趣味で潜っておられる。潜りたいときに潜りに行けるわけではないが、潜る機会さえ得れば自分の見たいもの、撮りたいもの、行ってみたいエリアに行くことができる。たぶん、それがやりたくって、セルフダイバーライフを送っておられるのであろう。

私らイントラは四六時中潜る機会はあるのだが、すべてはお客様の意向に沿う形で潜るので、いつも自分が見たいものを見にいけるわけではないし、自分が良いと思うものを紹介しているわけでもない。お客様のレベルを判断し趣向を聞き安全に陸上に戻ってくるべくコースは決定すべきであり、自分の趣向を押し付けるようなコース選択などもってのほか。ダメダメ~。

と、いうわけで、場所を聞いたのは11月ぐらいだったのだが、その後なかなか行く機会がなく、今になってしまったというわけだ。よし、ようやくチャレンジできるぞ。って、まだいるのかな~……と半信半疑でエントリー。

「かなり泳ぎますよ」というセリフだけがかなり印象に残っている場所だったが、1人だし、エアーなくなったら早めに上がったらいいや……と、ぶらぶら水中を見ながら遠泳。

……。

 

…………遠い。

……、ホンマに泳ぐな……。

いつまでたっても、目指す岩は出てこない。泳ぎながら発見者のTさんのことを思い出していた。Tさんは真栄田でニチリンダテハゼも発見した人で、その時も私はその恩恵にあやかって、ニチリンダテハゼを見ることができたのだが、その場所もやはり遠かった。そうだ、内湾でニシキテグリを発見された時もそうだった。

普段、お客さんを引率する立場のガイドから考えるに、ここはもうビーチダイブのポイントではない……という長い移動距離があるのだ。そうだった。いつも驚きの発見の裏には長い移動距離が隠されていたものだ。今回も尋常ではない。

私もよく見知らぬビーチで潜ったりする。でも、捜索範囲はだいたい狭い範囲だ。遠くまで行かない。それはガイドとして潜っているからで、お客様を連れていける範囲でなにかをいつも探すようにしているし、してしまう。なにかすげ~ものがいると聞いても、深い水深だと私はあんまり興味ないし、普通に潜れる範囲で見られるものを探す癖がついている。

ここまでの遠征を試みようとするそのフロンティアスピリッツにまず感心する。きっと彼の車にはパイオニアのカーステレオがあるのだろう。いや、あるはずだ。いや、むしろ彼のような人がパイオニアのカーステレオを持つべきだ。

などと考えつつ、ようやく目的地だと思われる場所に到達。その場所は一見してすぐにわかりました。ターゲットは見つけていないけれど、もうここしかないな……という確信がありました。なぜだろうか?

てっきり岩の下にいるものだと思い込んでいたので、岩の周りをぐるりと見てみましたが、いなかった。

あら?

ここじゃない? もしかして、まだ泳ぐの?

ふぅ~。

冷静に。

少し岩から離れて、遠くから見まわしてみた。すると、あら、こんなところに……。

ヤノウキホシハゼ

ヤノウキホシハゼ

巣穴の上でホバリングするハゼだったのか、君は!! という斬新な驚きから始まりました。ヤノウキホシハゼです。初見のハゼです。今までの調査では見つけられなかった。

でも、この子しか見つけられませんでした。他にも複数個体いればよかったのだけれど、この子だけ。なので、しばしこの子と向き合ってきました。意外と隠れない。隠れてもすぐに出てくる。非常に良い子でした。

ヤノウキホシハゼ

ヤノウキホシハゼ

帰りにもふらふら何かを物色しながら帰ろうと思っていたけれど、往路で寄り道が多かったのか、もうエアーがカツカツ。

オリエンタルマオリーラス

オリエンタルマオリーラス

急いで戻りました。こりゃ~遠い。

このハゼをガイドする日って来ないだろうな……と思いましたが、見られたことはよかったです。見たことで、他のポイントのどこかで、またはこのポイントの浅場で、発見するチャンスは増えましたからね。一度見ると、けっこう次からの発見が容易になるパターンってガイドさんあるあるでアリなので。

次の出会いを楽しみに待ちましょう。情報提供いただいたTさん、Iさんありがとうございました~。感謝。

午後からのリバートレッキングも無事に開催。今日は北風が止み、南寄りの風になったので暖かかったです。お客様もガンガン泳いでおられました。

リバートレッキング開催中

リバートレッキング開催中

水は冷たかったけれどね。

冬もスピッツで遊んでやってください。お待ちしてます~。

  • この記事を書いた人
世古 徹

spitzseko

海のない滋賀県でスキューバーダイビングを習ったのが高校2年生の時。20歳でダイビングインストラクター資格を取得。サイパンに半年、モルディブに6.5年海外生活。1999/1月に沖縄移住し沖縄生活は20年超。たまにリピーターさんと潜る引退ダイビングショップ。営業よりも海やダイビングの情報発信に特化して海とはかかわり続けていきたいおじさんです

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