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2015年スピッツ的生物ランキング第2位 ホソカワインドカエルウオ

ホソカワインドカエルウオではないでしようか?

第2位にランクインしたのは、ホソカワインドカエルウオです。ネットで名前検索しても、あまりヒットしてこない。ヒットしてサイトに飛んでみても、あまり詳しく載っていない。そんなカエルウオです。

和名のついたのは1999年なので、まだ比較的歴史の浅いカエルウオです。

このときが私も初見。すぐに、おっ!! ホソカワインドカエルウオだっ!! と、わかるわけもなく、変なカエルウオがいる……という第一印象です(第一印象はだいたいそうですが……)。

基本はサンゴの奥に隠れているのですが、たまに表に出てくる。でも、数秒でまた奥に戻っていく。それの繰り返し。撮影するのはすんごい難しい。

で、じっ~と見ていると、奥のサンゴの上に戻ると、けっこう止まっている。隙間の狭い、サンゴの隙間をよく見ながら、なんとかズームしてホソカワインドカエルウオがフレーム内に収まる隙間を見つけて撮影したのが下の写真。

ホソカワインドカエルウオ

ホソカワインドカエルウオ

と、この写真の2枚だけ。

ホソカワインドカエルウオ

ホソカワインドカエルウオ

でも、よく見てみたら……。現場では気付けなかったけれど、卵を守っていたんですね。目のできている卵がサンゴに産み付けられています。

その後もここのポイントに行く度に、ちゃんとした写真を撮ろうとお客さんともどもがんばってみるのですが、撮れたためしがない。接近するとほんとうに奥から出てこないし、遠くからだと濁っていて、鮮明に撮影できない。

なかなか難しい……。

そう、ここは濁った水域。ポイントの名前は那覇シーサイドパークです。みんながニシキテグリを見ている横にホソカワインドカエルウオは隠れているのです。

ニシキテグリもいいけれど、今度シーサイドパークに行ったら、ホソカワ君にも出会ってみてくださいね。

インドカエルウオとの区別は目の上の皮弁の形状だそうで、ホソカワインドカエルウオは皮弁が分かれているそうなのですが、この2枚の写真だと、なかなかその部分もちゃんと見えなくって、判断が難しいですね。

今年こそ、ちゃんと撮ってあげたいぜっ!!

第3位|第1位

  • この記事を書いた人
世古 徹

spitzseko

海のない滋賀県でスキューバーダイビングを習ったのが高校2年生の時。20歳でダイビングインストラクター資格を取得。サイパンに半年、モルディブに6.5年海外生活。1999/1月に沖縄移住し沖縄生活は20年超。たまにリピーターさんと潜る引退ダイビングショップ。営業よりも海やダイビングの情報発信に特化して海とはかかわり続けていきたいおじさんです

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